技術コラム
TECHNICAL
COLUMN
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カップリング芯出しの許容値と手順は?振動トラブルを防ぐアライメントの基礎
カップリングの芯出しとは、モーターやポンプなど2つの機械の回転中心線を、運転状態で一直線に合わせる作業です。設備を据え付ける際、軸のズレを残したまま稼働させると、部品の破損や重大な振動トラブルにつながることも珍しくありません。本記事では、芯出し不良が引き起こす症状から、目安となる許容値、代表的な測定用具の特徴、具体的な調整手順までを順に整理します。 この記事の要約 カップリングの芯出し(アライメント)とは? カップリングの芯出しの目標と、不良時に発生するトラブルの全体像を整理します。 芯出しの目標は「回転中心線を一直線にすること」 カップリングの芯出しにおいて目指すべきは、運転状態で2つの機械の回転中心線が一直線になるように配置することです。単に静止した状態でカップリングの外周や面間を測り、数値を合わせるだけでは不十分なケースも珍しくありません。温度変化による熱膨張や運転中の荷重を考慮し、実際に機械が動いている状態で芯が合っていることを目指す必要があります。 芯出し不良が引き起こす3つのトラブル(振動・発熱・部品破損) 芯出し不良(ミスアライメント)を残したまま稼働させると、機械に異常 […]
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モーター異常診断とは?主要手法と自社に合うシステムの選び方を解説
モーターの異常診断は、振動解析や電流解析などの技術を用いて設備の故障の予兆を検知し、突発的なライン停止を防ぐ保全手法です。時間基準の予防保全から状態基準の予知保全へ切り替えることで、軸受や巻線の劣化を早期に発見し、突発停止による損失と過剰な部品交換の両方を抑制できます。本記事では、モーター故障の主な原因、導入で得られる効果、代表的な3つの診断手法、自社に最適なシステムを選定するときの確認項目までを整理します。 この記事の要約 モーター異常診断が不可欠な理由と主な故障原因 モーターの突発的な故障は生産活動に直結するため、予兆検知による計画的な保全が欠かせません。故障の発生要因とその影響範囲を整理します。 故障の要因・影響 具体的な要点 設備停止の損失リスク 操業停止による機会損失や納期遅延、復旧コストの増大 主な故障部位 軸受の摩耗・損傷、巻線の絶縁不良による焼損 設備停止に伴う甚大な損失リスク モーターの異常を放置して設備が突発停止した場合、生産ライン全体の稼働が止まり、多大な経済的損失が発生します。損失の規模は業種・生産規模・製品単価によって大きく異なりますが、24時間連続稼働の工場 […]
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回転機の予知保全とは?監視すべきパラメータや導入メリットを解説
回転機の予知保全は、振動や温度などのデータをIoTセンサーで常時監視し、設備の故障の兆候を捉えて適切なタイミングでメンテナンスを行う手法です。本記事では、定期保全・事後保全との違いから、監視すべきパラメータ、導入のメリット、具体的な手順までを通して整理します。 この記事の要約 回転機における予知保全の仕組みと重要性 モーターやポンプなどの回転機において、状態監視によって適切な保全時期を見極める仕組みと重要性を整理します。 予知保全とは機器の劣化兆候を捉える手法 回転機の予知保全とは、センサーを活用して稼働状況などを監視し、機器が故障する前に劣化の兆候を検知する手法です。従来のように人間の勘や経験に頼るのではなく、データに基づいて定量的に設備の状態を把握します。例えばモーターの異常振動を早期に捉えることで、致命的な損傷に至る前にメンテナンスを実施できるケースも珍しくありません。結果として、設備の寿命を延ばしつつ安全な稼働を維持していきます。 【関連記事】モーターの故障原因と対策を詳しく解説!異音や発熱の予兆を見逃さない方法まで解説 | 技術コラム | T-MCMA | 電流解析による回転 […]
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ミスアライメントとは?回転機故障を招く芯ずれの種類と対策を解説
回転機の故障原因を分析したある調査では、その約半数で不正確な軸芯出し、つまりミスアライメントが直接的な原因になり得るとされています。「フレキシブルカップリングを使えば芯ずれを吸収できる」という認識が現場で見られることもありますが、実際には許容値を超えたずれは軸受・シール・カップリング本体に応力を集中させ、設備寿命を大きく縮めます。本記事ではミスアライメントの定義から、偏心・偏角・エンドプレイという3つの種類、発生原因、設備への具体的な悪影響、疑うべき兆候、測定方法、そして精密な芯出しがもたらす効果と作業のコツまでを順に整理していきます。 この記事の要約 ミスアライメントとは ミスアライメントとは、カップリングで接続された2軸の回転中心線が一致していない状態を指します。この見出しでは、まず定義と、なぜ「許容値」という考え方が重要なのかを整理します。 観点 要点 定義 駆動軸と従動軸の中心線が一致していない状態 判定基準 カップリングごとに定められた偏心・偏角・エンドプレイの許容値 影響の起点 許容値を超えた瞬間から軸受・シールへの余分な応力が発生する 回転軸の芯がずれた状態を指す ミスア […]
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本コラムではT-MCMAの診断の原理として、基礎理論であるMCSA(Motor Current Signature Analysis)とそこから発展した当社の診断技術について解説します。 MCSA 電動機の電流兆候解析 背景情報 1970年ごろ、世界の原子力発電所の動力源である原子炉内に設置された電動機を検査する技術が必要とされていました。これを受け、アメリカのテネシー州にあるオークリッジ国立研究所が、電動機の検査方法の研究開発を開始しました。また、ほぼ同時期に日本でも、当時の八幡製鉄所(現在の日本製鉄九州製鉄所八幡地区)が同様の研究開発に着手しています。 研究が進む中で、アメリカのオークリッジ国立研究所において、電動機のさまざまな異常状態で固定子の電流が変調することが発見されました。さらに、固定子と回転子間のエアギャップの変化や回転子バーの抵抗値変化、回転の変動、トルクの変動などが、固定子と回転子の間で相互作用する空間磁束線に影響を与え、逆起電力を通じて固定子電流が変調することが徐々に解明されていきました。 これにより、固定子電流の変調を用いて電動機の状態を解析する「MCSA(Mot […]
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送風機ベルトの交換手順と張り調整の基準は?寿命のサインや種類も解説
送風機のベルト交換は、劣化のサインが現れる前の1〜2年を目安に実施し、プーリーの芯出しと適正な張り調整を確実に行うことが重要です。本記事では、ベルトの交換時期や規格などの基礎知識から、具体的な交換手順、テンションの調整基準、作業時の注意点までを順に解説します。 この記事の要約 送風機ベルトの交換時期と劣化のサイン 送風機の安定稼働を維持するためには、ベルトの寿命を正確に把握して適切なタイミングでメンテナンスを実施することが求められます。 確認項目 交換の目安と判断基準 使用期間 1〜2年ごとの定期交換 劣化症状 異音、ひび割れ、プーリーへの食い込み 交換時期は運転時間の管理と定期点検で判断する 送風機のベルトは、一般的な目安として1〜2年程度で交換されるケースが多いものの、実際の寿命は負荷や回転数、周囲温度、稼働時間といった使用条件によって大きく変動します。Vベルトはゴム製品であり、日々の運転による摩擦と熱で徐々に劣化が進むため、メーカーも一律の交換年数を定めるのではなく、運転時間の管理と定期点検による状態確認を推奨しています。特に工場や商業施設などで24時間連続稼働する空調設備では、 […]
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電流診断(MCSA)とは?仕組みやメリット、モーター保全の活用事例を解説
設備の予期せぬ故障を防ぎたいけれど、振動診断用のセンサーを取り付けるのが物理的に難しくて悩んでいるという状況はないでしょうか。 この記事では、安全かつ簡単にモーターの状態監視ができる手法として注目されている「電流診断」について、その仕組みや導入メリットを解説します。 電流診断とは モーターなどの回転機械を安定して稼働させるためには、異常の兆候を早期に捉えることが非常に重要です。電流診断は、モーターを駆動させるための電気信号そのものを活用して、機械の健康状態を評価する技術を指します。専門的にはMCSA(Motor Current Signature Analysis:電動機電流特徴解析)と呼ばれ、近年多くの製造現場で導入が進んでいます。 電流診断の仕組みと基本原理 モーターに電力を供給すると、内部に回転磁界が発生してローター(回転子)が回り始めます。このとき、設備が正常な状態であれば、モーターに流れる電流は一定の滑らかな波形を描きます。 しかし、モーター内部の部品が劣化したり、接続されている機械に異常な負荷がかかったりすると、内部の磁界にわずかな乱れが生じることになります。この磁界の乱れ […]
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インバータ故障の原因と具体的な対処法とは?修理と交換の判断基準も解説
インバータの故障による突然の設備停止で、原因究明や復旧手順の確認にお困りのご担当者様に向けた記事です。本記事では、故障の主な原因や対処法、修理と交換の判断基準を詳しく解説します。現場での迅速なトラブル解決と、今後の再発防止策を検討する際の一助としてぜひご活用ください。インバータ故障は過負荷や熱暴走が主な要因となるため、まずはエラーコード(アラーム)の確認から原因を切り分けることが早期復旧の鍵となります。 インバータが故障する主な原因とメカニズム インバータが突然停止する背景には、いくつかの典型的な原因が存在します。過剰な電流や周囲温度の上昇、内部部品の劣化など、要因によって機器への影響は異なる点に注意してください。原因の特徴を理解しておくと、トラブル発生時に迅速な判断ができるはずです。まずは代表的な故障メカニズムを整理し、自社設備に当てはまる項目がないか確認してみましょう。 過負荷や過電流による保護機能の作動 インバータが停止する理由として、過負荷や過電流がよく挙げられます。設備を動かすモータに大きな負担がかかると、規定以上の電流が流れてしまう点に注意が必要です。この状態が続くと内部の […]
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設備監視システムとは?導入メリットから選び方、課題解決策まで徹底解説
工場の巡回点検に限界を感じている保全担当者の方に向けて、設備監視システムの基礎から導入のメリット、選び方までを解説します。人手不足や突発的な設備トラブルの対応に疲弊していませんか。この記事を読むことで、自社に最適なシステムを選定し、業務効率化に向けた具体的な検討を始められるようになります。 設備監視システムとは? 工場の安定稼働を守るために、設備監視システムの重要性が近年ますます高まっています。ここでは、システム自体の定義や、従来の手法からどのように変化しているのかを整理していきましょう。 設備監視システムの定義と主な目的 設備監視システムは、工場内にある生産ラインや機械の稼働状況を常時モニタリングするための仕組みです。各種センサーやネットワークカメラを活用し、機械の温度や振動といったデータを収集して一元管理することが主な役割となります。システムを導入する大きな目的は、人手不足の解消とトラブルの未然防止にあります。 「2026年版ものづくり白書」(経済産業省・厚生労働省・文部科学省)によれば、製造業の就業者数は2025年に1,033万人と減少傾向にあります。このような背景から、限られた […]
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ポンプのキャビテーションとは?発生原因と確実な対策・NPSHの基本まで解説
「ポンプからガラガラと異常な音がする」「思うように液体が送られず、吐出量が急激に落ちてしまった」といったトラブルでお悩みではないでしょうか。 この記事では、ポンプの重大な故障につながるキャビテーションの発生原因と、現場ですぐに実践できる具体的な対策を解説します。 ポンプのキャビテーションとは? ポンプに関わるトラブルの中でも、キャビテーションは非常に厄介な現象として知られています。ここでは、キャビテーションがどのような仕組みで発生するのかという基本的な定義と、よく似た現象との違いについて詳しく解説します。 キャビテーション(空洞現象)の定義と仕組み キャビテーションとは、ポンプの内部で液体の圧力が局所的に下がり、液体が気化して無数の気泡が発生する現象のことです。通常、水などの液体は温度が上がると沸騰して気体になります。しかし、温度が一定でも圧力が低くなることによって沸騰が起こるという性質も持っています。 ポンプは羽根車を高速で回転させて液体を吸い込みますが、その吸込口付近では流速が上がり、圧力が大きく低下します。このとき、圧力が液体の飽和蒸気圧という限界値を下回ると、液体が気化して気泡 […]
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モーターの故障原因と対策を詳しく解説!異音や発熱の予兆を見逃さない方法まで解説
工場の生産ラインや設備管理において、モーターが突然停止してしまい、対応にお悩みの方に向けて解決策を提示する記事です。この記事では、モーターが故障する主な原因から、事前に察知するための症状、そして具体的な対策方法について詳しく紹介します。 モーターが故障する主な原因とは モーターの故障には様々な要因が絡んでいますが、大きく分けると機械的なトラブルと電気的なトラブルの二つに分類されます。日々の稼働状況や環境によって、どの部分に負担がかかるかは変わってきます。設備を安定して動かし続けるためには、どのような理由で不具合が起こるのかを正確に理解しておくことが重要です。 以下の表に、代表的な故障の要因とそれぞれの特徴をまとめましたので、まずは全体像を把握してみてください。これらの要因は単独で発生することもあれば、複数が連鎖して大きなトラブルに発展することもあります。それぞれの詳細について、次の項目から順番に確認していきましょう。 過負荷による発熱と焼損 モーターに対して定格以上の負荷をかけ続けると、内部のコイルに過大な電流が流れてしまいます。この状態が長く続くと、想定以上の熱が発生して […]
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第52回プラントメンテナンスショー出展のお知らせ|電流解析による回転機械診断ソリューション
この度当社は第52回プラントメンテナンスショーに出展いたします。会場では電流情報量診断システム『T-MCMA』および新製品 『TM-EDGEWARE』中心とした、アクセス困難な設備に対しても安全・正確・簡単に保全を可能にする設備保全ソリューションをご紹介します。 開催概要 展示会名 :第52回プラントメンテナンスショー会期 :2026年7月15日(水)~17日(金)10:00~17:00会場 :東京ビッグサイト 東展示棟 1ホールブース番号:1-C09主催 :一般社団法人 日本能率協会来場登録 :https://www.jma-exhibition.com/joint/jp_mente/registration_vip.php?exhibitor=EX000272 出展者セミナーのご案内 日付 :7月16日 (木)13:20~14:10テーマ :電流解析による回転機械の診断技術とソリューションの事例 ・電流情報量診断システムT-MCMAの回転機械系の監視診断方法の解説 ・お客様現場における活用事例紹介 ・新製品 エッジ型デバイス「TM-E […]